出産祝いで気をつけること
最低限守るべきマナー
祝い事と言えども出産祝いの時は無礼講ではいけません。子供が生まれたことで大はしゃぎするのは大人が最低限身につけておくべきマナーに反しますし、その勢いで祝ってもらっても当人は心底喜ぶことは難しいと思います。旦那様の方は子供が生まれた喜びからお酒を飲んだり、仲間内からお酒に誘われて一緒に祝って貰うなどの機会もあると思いますが、くれぐれもお母さんの精神に負担がかかるような真似だけはしないようにしましょう。
例えば、旦那・友人・知人がこぞってお酒を匂わせながら生まれたばかりの赤ん坊を見に来るのはどうでしょう。見ていて非常に不謹慎だと思いませんか?泥酔した友人や知人からプレゼントを贈ってもらった時はどうでしょう。確かに嬉しいという気持ちはあると思いますが、その反面「もうちょっと状況を整えてから来て欲しかった」と考えるのではないでしょうか。
プレゼントはその品物自体に価値があるわけではなく、むしろ贈る側と貰う側、双方のコンディションによって大きく意味が変わるということを肝に命じておきましょう。このページでは、出産祝いで最低限守るべきマナーについて解説致します。ギフト・プレゼントを渡す相手に失礼のないよう振る舞うのは当然のマナーです。
生まれた直後のお祝いは厳禁?
通常、子供を生んだお母さんは産後直後の激しい運動などは控えるよう医者に言い渡されます。女性にとって出産とは、想像を絶する痛み・苦しみに耐えることになるので、産後は母子共に体力・精神ともに酷く疲れていることが容易に想像できます。そんな状況であると分かっているにもかかわらず、無理におしかけてプレゼントを渡すというのは言うまでもなくマナー違反です。「プレゼントを渡したい」、「早く祝ってあげたい」というのは、究極的には相手ではなく自分の都合を押しつけているだけなので、よほど縁の深い友人・知人でもなければまず無理だと言うことを覚えておいてください。生まれて直ぐに連絡を受けるのは夫とその両家・親戚関係となりますので、出産後すぐに逢えることはまずありません。不謹慎な話かもしれませんが、生まれてきた赤ん坊が既に何か病気を持っている場合もありますし、未熟児として生まれてくる可能性だってあります。生まれてみるまでなんとも言えませんが、出産前より出産後の方が安全ということではないのです。最悪の場合、生まれた直後に命を落とすことも・・・。そうなると出産祝いどころではありません。出産祝いを贈る場合は、まず相手ときちんと連絡を取って会う約束をし、相手にとって一番都合のいい日にプレゼントを渡しましょう。
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Last update:2023/3/8